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WebKit

WebKit(ウェブキット)はアップルが中心となって開発されているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群の総称である。HTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈する。

製品概要

WebKit(ウェブキット)はアップルが中心となって開発されているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群の総称である。HTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈する。

Mac OS X v10.3以降に搭載されているMac OS X標準のWebブラウザ、Safariの基礎を成している。プログラマは僅かな作業でその機能を外部アプリケーションから利用できる。

WebKitはKHTMLを基にしたHTMLパーザかつレンダラであるWebCoreと、KJSを基にしたJavaScriptエンジンであるJavaScriptCoreを下位ライブラリとして含む。両方のライブラリともパフォーマンス向上やWebサイトの表示の改善、Web標準へのさらなる準拠のために、基となったKDEの実装からかなりの修正が加えられている。

当初Mac OS Xのために開発されたため、WebKitを使用したウェブブラウザはMac OS X専用のものが多かったが、Apple自身がWindows版のSafariの開発にも用いている。また、WebKitを初めてWindows環境に移植したSwiftというブラウザが以前開発されていた。

最近ではWebKitはMac OS X以外のプラットフォームでも活用され始めている。

  • Nokiaは、自社のSymbian OS上のインターフェース環境S60 3rd Editionのブラウザ用に、WebKitをS60に移植した (S60 WebKit)。
  • Adobeは、Flash、Flex、HTML、JavaScript、Ajaxの技術を用いて、高度なインターネットアプリケーションを構築するクロスプラットフォームなランタイムであるAIR(コードネームApollo)において、HTMLやJavaScriptを処理するエンジンとしてWebKitを採用している。また、Adobe Dreamweaver CS4での採用が発表された。
  • Googleは、Google Chromeや携帯電話プラットフォームAndroidで採用している。
  • WebKit/GTK+は、GTK+向けのポート。様々なWebブラウザやメールクライアント等で利用されている。
  • Windows向けのウェブブラウザであるLunascapeは、バージョン5.0αから、WebKitを選択可能なエンジンの一つとして搭載。
  • Iris Browserは、Touch MobileによるWebKitをベースにした、QTとQtopia、Windows Mobile向けブラウザ。1.0.5PreviewよりWindows Mobile 5もサポートされた。

Wikipediaより転載)

製品カテゴリ ソフトウェア開発 > アプリケーションフレームワーク
対象ユーザー デベロッパー
ライセンス LGPL、BSD License
価格 無償
開発元 WebKit Open Source Project
資料

スクリーンショット