ターボリナックス、新クライアントOS「Turbolinux Client 2008」8月8日発売

 ターボリナックスは、クライアント向け新OS「Turbolinux Client 2008」を2008年8月8日発売する。新たにCD1枚で起動できるLiveCDを採用した。商用アプリケーションを含むパッケージ版「Net User Package」の価格は9800円。商用アプリケーションを省いた「Live Edition」は無償でダウンロード提供する。

 デスクトップのほかノートPCや組み込み機器など幅広いクライアント端末に利用することを想定。MID(モバイル・インターネット・デバイス)やUMPC(ウルトラ・モバイルPC)でも軽快に動作するという。LiveCDから起動し、HDDのほかUSBメモリへのインストールも可能。

 基本コアにはフランス・Mandrivaと共同開発した「Manbo Core」を採用。主要コンポーネントはLinuxカーネル2.6.24、glibc 2.7、X.Org 7.3、KDE 3.5、gcc 4.2.3、RPM 4.4.2など。また、OS自体のセキュリティを強化した「TOMOYO Linux」を搭載した。

 「Net User Package」の商用アプリケーションは、日本語環境の「ATOK」「リコーTrueTypeフォント」、オフィススイート「StarSuite」、Windows Media再生アプリケーション「Turboメディアプレーヤー」「wizpyコンテンツダウンローダー」など。ダウンロードして利用する。

 また、9月にはNet User Packageのオンライン販売版「Online Product Upgrade」、商用アプリケーションも含めてCD化したオールインワンパッケージ「Full Disk Package」も発売する。価格は未定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ターボリナックス
http://www.turbolinux.co.jp/