米Dell:Sunと提携 Solaris搭載機を販売

 米Dellは11月14日(米国時間)、米Sun MicrosystemsのOS「Solaris」を搭載したサーバーを販売すると発表した。従来はライバルの関係だったが、提携する。両社ともに業績低迷で戦略の見直しを進めており、旧敵と手を組む。

 Dellのサーバー「PowerEdge」シリーズの一部の機種に、x86版Solarisを搭載し、新商品の開発にも取り組む。Dellは、Solarisを利用する新旧の顧客に、有料サポートも提供する。

 Dellは最近、パソコンの世界シェアが1位から2位に転落、販売不振に悩んでいる。このため、従来の「プロセッサーはIntel、OSはWindows」一辺倒の方針を改め、多様なニーズに応える姿勢に転換。今春から、Windowsの代わりにLinuxを搭載したパソコンを発売していた。

 Sunもサーバー市場のシェア低迷で、以前の独立独歩路線を修正。犬猿の仲だったMicrosoftのOSを搭載したサーバーを販売すると発表したばかりだった。【南 優人/Infostand】

Sun Microsystemsの関連ページ
http://www.sun.com/software/solaris/dell