ソフィア、WindowsとLinuxに対応した携帯端末/IP電話向け開発プラットフォーム

 マイコン開発支援装置のソフィアシステムズ(本社:川崎市)は2007年9月18日、携帯情報端末およびIP電話向け開発プラットフォーム「Sandgate III-P」を開発したと発表した。市場ニーズが高い「Windows Embedded CE 6.0」と「Linux」の両OSに対応した。価格は60万円。10月下旬出荷予定。

 W-SIMスロットとアプリケーションプロセッサ、2.2インチQVGA液晶(6万5536色)を内蔵したハードのほか、開発環境、各種ミドルウェアや搭載部品のドライバまでを一貫して提供。顧客企業はアプリケーションを移植するだけですぐに評価可能という。

 また、ハードとソフトを並行開発できるため、製品化までの期間が短縮する。別売のJTAGエミュレーターと合わせてオンチップデバッグも可能。携帯情報端末やIP電話の開発評価用のほか、アプリケーションソフトやミドルウェアなどの開発・評価、エンタープライズ向けの携帯端末を前提としたシステム開発・検証に利用できるという。

 ハードは、ビデオアクセラレーション機能を備えたマーベル製(旧インテル製)最新アプリケーションプロセッサ「PXA310」(624MHz)を採用。また、外部USBインタフェース、IrDA、IEEE802.11b/g無線LAN、130万画素カメラ、Bluetooth、地磁気および3軸加速度センサーなどの機能に対応した(カメラ、Bluetooth、センサーはドライバ未対応)。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ソフィアシステムズ
http://www.sophia-systems.co.jp/