ターボリナックスが平成18年度中間業績予想を大幅下方修正

ターボリナックス(東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野 広一、3777)は6日、平成18年中間期決算の業績予想において売上高が60%減となる大幅な下方修正を発表した。

ターボリナックスの発表によれば、平成18年度の6月中間期の売上高について、前回2月に発表していた予想値が8億1900万円から60.3%減となる3億2400万円になる見込み。前年同期はターボリナックスの株式公開直前であるが、5億4200万円の売上高だった。

ターボリナックスでは、親会社のライブドアによる証券取引法違反事件によって営業活動が極めて困難な状況となり、新規案件については取引先より開始時期を延期したい等の要請を受けたことが売上高が当初予想と比べ大きく 減少する結果となったという。 経常利益、純利益についても大幅な減少が予想されるが、現在は決算集計中で判明次第公表するとしている。また、通期予想については中間決算発表時に行うとしている。

ターボリナックスは4月にPHP関連製品で有名なZend社の国内販売権を有するゼンド・ジャパン社を子会社化しているが、同中間期から連結決算となり、連結売上高は3億8400万円になる見通しとも発表している。先月発表したレーザーファイブの子会社化による連結は通期には反映される見込み。

ターボリナックスは、2002年に破綻した米Turbolinux, Incの日本法人だったが、2002年8月にSRA(東京都豊島区)傘下となり、日本での再建を目指した。2004年3月には、ライブドアがSRAから株式交換によって子会社化し、ライブドア主導のもとでわずか1年半の昨年9月に大証ヘラクレスへの上場を果たしていた。