[prime-dev: 199] Re: tcodeでの辞書登録

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Hiroyuki Komatsu komat****@taiya*****
2004年 1月 28日 (水) 18:51:48 JST


At Wed, 28 Jan 2004 18:18:01 +0900,
akira yamada wrote:
> ちょっと確認なのですが、
> このlookup_prefixの有無が関係してくるのは
> 先の例のように「よな子」といった混ぜ書き状態の
> 語が辞書にある場合だけと思ってよいですか。
> また「米→よな」が登録された辞書においては
> lookup_prefixがなくても
> 「よ」から「米子」を得ることができるでしょうか。
> 
> 動作を見るとそのようになっているように思っていますが、
> これは正しい認識でしょうか。

ちょっと違います。各 lookup は以下のようになっています。

語の定義
  読み = よそく
  変換 = 予測

lookup_expansion: 変換の前方一致検索                       「予 → 予測」
lookup_exact:     読みの完全一致検索                       「よそく→予測」
lookup_prefix:    読みの前方一致検索                       「よ→予測」
lookup_japanese:  動詞の活用などを考慮した、読みからの検索 「のむ→飲む」
                   (現状は完全一致での連文節変換)
lookup_mixed:     読みと変換の組み合わせから変換の検索     「よ測→予測」
lookup_overall:   入力全体を1文節と考えての変換
                   (四則演算や未知語処理に利用)

lookup_direct: 上記の組み合わせ。T-Code、手書き入力用
lookup_hybrid: 上記の組み合わせ。ローマ字、かな入力用
lookup:        デフォルトの変換方法。設定によって適宜変更。

なので、今のところ lookup_prefix がないと「よ→米子」の変換はできません。
「米→米子」の変換は可能です。


> それと、このこととはちょっと違うようですが、
> 「のむ」という入力から「飲む」を得られません。
> 上の変更を加えても「飲む」は出てきませんでしたので、
> lookup_hybridと比較してlookup_japaneseを追加してみましたところ
> 「飲む」が出てくるようになりました。

0.7.5 以前では lookup_exact でも文法知識を活用していたのですが、
0.7.5 からは lookup_japanese でないと、動詞の活用などの文法知識を
必要とする検索はできなくなっています。


勝手な想像から T-Code では「よ→米子」という変換はいらないと考えて
しまっていました。T-Code + PRIME でうれしい予測方法というのは、
どのようなものでしょうか。

-- 
                                                            小松弘幸
                                                -----------------------
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